- 朝の神のうた -
作曲:ai-z  作詞:霜月柊  歌唱:霜月柊・紗倉妃芽

世界照らす朝日
朝を紡ぐ歌声
今日への始まりに
物思いに沈む

森の奥 神殿
響き渡る 足音
群衆 列を成(な)し
頭(こうべ)を垂れる

人々は
天を仰ぎ
祈り捧げる
見えもしない神へ

平伏 崇敬 賛美
同じ言葉 呟く
集う彼らの瞳
映るは焦燥

暖かな 陽光
地に伸びる 影法師
穏やかに吹く風
草木の実り

人々は
(恐れる)
神の怒り
(触れぬようにと)
大地に生きる
(我らに)
朝を紡ぐ神よ
(恩寵を)

畏怖の念 抱(いだ)きながら
彼ら 祈り続ける
朝と夜 消さぬよう
両の手を合わせ

赤滲む 黄昏
朝と夜の境界
交わることのない
神々の色

人々は
(求める)
夜の目覚め
(祈り捧げる)
平行線の
(向こうの)
夜をもたらすため
(歌紡げ)

太陽にない眩さ
暗闇照らす光
月と星を導く
夜の神"ライラ"

朝の幕が降りたら
夜の宴始まる
輝き煌めく天(そら)
束の間の暇(いとま)
静寂のときに
この夜の世界
続くよう願う