ツイッターのタグ、「#リプしてくれたフォロワーさんを自分の世界観でキャラ化する」のやつです。
ご反応ありがとうございました!!!
声のイメージと、「こんな役をやってほしい!」という私の完全なる願望から考えました。

いつかやろうと思っている短編集の参考にしようと思って考えましたので、割とガチ目です……(笑)
テーマは、「たった一夜の、やさしい夢を。」です(が、一部ちょっと違う感じのもあります)。
ピアノ楽曲と共に描く、少年たちの優しくて美しい物語……の予定。 なんでもアリなのでご注意を。
※ キャラ化っていうかほぼストーリーになってます。ごめんなさい。楽しかったです。

この中から気にいった設定とかを適当に選んで本当にやるかもしれません。
ので、その際はよろしくお願いします...とか...(・ωノ|壁
Ep.00 // 園長 さん
ピアノを弾き続ける少年(青年?)。 穏やかで上品で、とても一途な男の子。
端正な顔立ちをして、優しい言葉で語り掛ける。 色素の薄い容姿が特徴的。

その昔、彼のピアノを好きだと言ってくれるひとがいた。
もう顔すら覚えていないそのひとは、彼のピアノを聴いて「元気が出る」と喜んでくれていた。
そんなあのひとは、とある日に、戦場へ行ってしまった。 幼かった彼を残して。
彼は、あのひとが帰ってくるのを待ちながら、今日もピアノを弾いている。
いつかあのひとが帰ってくると信じて。
いつか帰ってきたあのひとが、また喜んでくれるのを楽しみにして。
ピアノの音が、静かに、響いている。
Ep.01 // 木下結璃 さん
突然現れた少年。 漆黒の髪と黄色い猫目が特徴。可愛らしい男の子。
ひきこもりの主人公くんをなんとか外に出そうとして、「お祭りに行きたい!」などと我儘を言いだす。

彼は、主人公くんがひきこもりになった原因。
死んでしまった、幼馴染の少年。
「元気になったら、ふたりでお祭りに行こうね」なんて約束をしていたのに、夏がくる少し前に死んでしまった。
落ち込み、外に出なくなった主人公くんを心配して現れた。
一緒にお祭りに行って、花火を見て、楽しそうに笑う主人公を見て、「もう大丈夫だね」と言って消えていった……。
小説家、江國香織氏の短編作品、『デューク』をちょこっとだけ下敷きに。
Ep.02 // 兎多月かのん さん
古くから伝わる名家に生まれた少年。
その家は代々女が後を継いでいたのだが、なんと彼の代には女の子が生まれず、彼は男でありながら女として育てられた。
おっとりとしていて、艶っぽさのある和風美人(?)。 憂いを帯びた瞳が麗しい……。

成長していくにつれ、身体つきや声が男になっていく。
「女」であるべきなのに、「男」になっていく、というこの現実が恐ろしくてたまらない。
不安を抱えて日々を生きる彼の中で、次第に「女である自分」と「男である自分」が完全に別れて存在するようになる……。
つまり二つの人格が彼の中に存在するようになってしまった。
そしてとある夜、彼は、夢か現か分からないひどくぼんやりとした意識の中、一人の美しい少女に出会う。
彼女は、まごうことなき「自分」であった。
どちらが「本物」であるべきなのだろう。 悩む"二人"がくだした決断は……
Ep.03 // 愁閭ひいろ さん
ものすごく生真面目な少年。 眼鏡っ子。 割と優しい。物腰も丁寧。
「嘘をつく」ことは絶対悪で、どんな状況においても「嘘をつく」ことだけはやってはいけないと信じ込んでいる。

彼には幼馴染の女の子がいて、その女の子は目が見えない。
だから彼は、その女の子にいつもその時の状況や景色を教えてあげていた。とても正直に。
ある日、彼女は家族と共に出かけた際に事故にあってしまう。 病院のベッドに横たわる彼女と、彼女の両親。
まだわずかに息のある彼女は、少年にこんなことを問うた。
「ねえ、お父さんとお母さんは、もう起きている?」
少年は迷う。彼女の両親は、すでに……。 けれど、真実を伝えるのが正しいことなのだろうか?
彼女はおそらく、もうすぐ死んでしまう。 どうするべきなのだろう。こんな迷いは初めてだ。
迷いに迷って、彼は言う。 「大丈夫、お父さんとお母さんは無事だよ。」 少女は嬉しそうに微笑んだ……。
彼が人生ではじめてついた、優しくて悲しい、嘘。
Ep.04 // ちよ さん
元気で明るい少年。純粋で真っ直ぐ。 ちょっとやんちゃ。
やんちゃ故に、彼は川で遊んでいる最中に溺れてしまう! 「俺死ぬのかなあ」なんて思いながら意識を手放した彼が次に目を覚ました時、
目の前にいたのは、自称・水の神様の男の人だった……。

水の神様の国らしき場所に迷いこんでしまった少年。
夢に違いない! そう思うけれど、どう頑張っても友人たちのいる自分の世界に戻ることができない。
はたして、彼は人間の世界に帰れるのか?!
ちょっと毛色の違う、愉快で楽しい、でもちょっと切ないハートフルラブストーリ……に見せかけて、きっと多分どシリアス。
Ep.05 // crisuさん
幽霊の少年。 割とお茶目でいたずら好き。 とっても甘えん坊で寂しがり屋。
突然現れて、ちょっかいをかけてくる。 見目麗しい構ってちゃん。
時折咳こむことがある……。

生前、彼は体が弱くてしょっちゅう風邪をこじらせては寝込んでいた。 ハルちゃんじゃないよ
どれだけ手をつくしても良くならない彼を、医者も、両親さえも、もう見限ってしまっていた。
だから彼はずっと一人ぼっちで、死んでしまったその日も一人寂しく眠っていた。
誰かに傍にいてほしい……そんなことを考えながらぼんやりしていた彼は、突然の発作に見舞われる。
苦しい、助けて、誰か、……そう思いながら、彼はそのまま……。
彼は、ただ誰かに傍にいてほしかった。 一人寂しく死んだ自分を、見つけてほしかった。
手を握って、「大丈夫だよ」そう、声をかけてほしかった。だから、幽霊になってまでそばにいてくれる人を探していたのだ…。
Ep.06 // ちそら さん
現代に、なぜか和服の美少年。
言葉遣いもなんだか古めかしい。 すらりとした長身と細目が特徴。
主人公にまるで従者のように従う。というかついてまわる。甲斐甲斐しい?

正体は、数百年ほど昔、とある侍に使われていた刀。の付喪神。
彼は主に恋をして、人間になって彼と寄り添いたいと願っていた。
ようやっとその願いはかなったものの、時すでに遅し……主はとうの昔に亡くなってしまっている。
けれど彼は、その最愛の主の生まれ変わりと出会ったのだった……!
Ep.07 // 鈴乃なつり さん
とある貴族のご子息。 双子の姉がいて、美男美女双子として有名である。
顔立ちが割と女性的で、小柄なのでパッと見本当に姉と区別がつかない。 温厚な美少年。
父親の友人である、若き伯爵に恋をしている。

ある日、彼の恋する伯爵と、姉が結婚することが決まってしまう。 簡単に言うと、政略結婚である。
仕方のないことだ、そう思っても、あふれでてくる悲しみをおさえることができない……。
そんな彼は、結婚式前夜、騎士にとある手紙を書いてこっそりと彼が寝泊まりしている部屋に置いておいた。
そして、二人が式を挙げる教会で、姉が着る予定の花嫁衣装を着て、月光の射すステンドグラスを見上げて佇んでいた。
そこにやってくる愛しい愛しい伯爵。「この手紙を書いたのは、君?」
姉と瓜二つの姿で、花嫁衣装を着て、月の下で悲しく微笑む少年。「今だけは、僕が"僕"であることを、忘れてください。」
そして、二人は……。
Ep.08 // 守矢光秀 さん
物静かでちょっと不思議な雰囲気のある少年。エリスじゃないよ
行方不明になった兄を探しているらしいが……。

実は兄は彼が殺した。
兄を愛し過ぎた故の犯行とみられる。 狂ってしまったのか、自分が殺したという事実は覚えていないようだ。
兄の死体は櫻の樹の下に...なんて、梶井基次郎氏の『櫻の樹の下には』みたいな。
最後、すべてを思いだして彼は……?
Ep.09 // 遥果 さん
毎日図書館に通っている少年。 いつも敬語。頭よさそう。
ちょっと生意気というか、背伸びしている。 年上のお姉さんにあこがれている。

本が好きなのはもちろんだが、少年が図書館に通う理由は、いつもそこで本を読んでいるお姉さんだ。
お姉さんはいつも星の本を読んでいる。
ある日、お姉さんは言った。「今夜、このお星さまを生で見に行こうか!」と。
お姉さんがいつも読んでいる星座の本を借りて、二人は星を観に行った。
きらきら、きらきら、星が瞬く夜空。 少年の目に、幾万の星々が焼き付く。
「綺麗ですね」そう言うと、「綺麗だねえ」とお姉さんも返してくれる。
夜が更けたせいか、少年はなんだか眠くなってきてしまう。うとうとしていると、お姉さんがそっと抱き寄せてくれた。
「眠そうだね、少年。 良いよ、ゆっくりお眠り。明日元気に遊ぶために、子どもはしっかり寝ないとだめだよ」
子ども扱いしないでください、なんて言おうと思ったけれど、襲いくる眠気には抗えず、少年は目を閉じた……。
おやすみ、少年。 また明日ね。